おおうま部屋(ブログ)
デザイン関係の仕事をしていた時、定期的に書いていたブログです。また考えた事や感じた事を書いてみたいなと思いますが、なかなか・・・目標年1回かな(笑)
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2012年11月19日(月) |
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このところよく思い出すのが、少し前にテレビでやっていた「チェンジ」というテレビ番組。高校の同級生だった40代の女性3人が、なんかの経緯で(冒頭を見落とした)過去に戻って人生をやり直せる誘いを受けるというもの。1人は専業主婦、1人は独身キャリアウーマン、1人は独身自由人。専業主婦には夫と子供のいる温かい家庭があり、キャリアウーマンにはバリバリの仕事キャリアと収入があり、自由人は人生を思いのままに楽しむことができていて、一見誰もが幸せでハッピーなのだけど、、、、そこはどっこい。 気持ちを汲んでもらえず家政婦のように扱われる寂しさ、母親との確執から離れられない苦悩、不安定な生活に疲れ果てる毎日、それぞれが満たされないものを抱えていて、結局、3人とも過去に戻って人生やり直すのだけど、ナイスだったのは「過去に戻った同じ日ににまた集まれば元の人生に戻れる」というもの。つまり、「今の人生が保険としてキープされた上で、これまでの人生経験を持ったまま過去に戻って別の人生を歩める」というとってもブラボーな設定で、このあまりに都合のよいハードルの低い条件にはのけぞって笑ってしまった。 3人が戻ったのは高校時代だったけど、戻ってみたら母親は元の自分より若い。「お母さんってもっとおばさんだと思ってた」っていうセリフには、大いに共感してしまった。高校生役は志田未来ほかの若い女優だったけど、この「人生経験のない若者」が「外見は高校生だけど中身は人生経験豊富な40代おばさん」の役をとてもうまく演じていたので面白かった。 話はそれるが、先日、近所の方と立ち話をしていたら、「自分が70歳になって、当時70歳だった母の言葉の気持ちが、今になってすごくよくわかる」と言っていた。私も今になって当時の親の気持ちがわかるようになったけど、この先ずっと、親と同じ年にならないとわからないなら、全部わかった頃には人生終わりってことね。う~ん、神様はうまくしたもんだなと思う。 でもたぶん、どんな経験をもってどんな選択をして何度やり直しても、心底満たされて満足するということはないということだけはわかる。ドラマの結末では、3人とも元の人生に戻る選択をする。新しい人生でも得られなかったことを教訓(天秤)にして、自分の気持ちと行動を変えることで元の人生で前へ進んでいこうとしていたけど、要するに、誰もが今の人生を納得できる理由とか比較材料が欲しいんだろうなと思う。もちろん私も。
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2012年5月29日(月) |
本当は4月がブログ当番だったのに、気づけばダービーも終わってしまった。やばい。 何を隠そう私は、方向音痴じゃないどころか、かなり方向感覚しっかりしている。「私は○○が得意!」「何々には自信がある」って言えたことないのだけど、これだけは胸張って声高に言えるノダ。「地図の読めない女、ナントカな男」っていう本が流行ったけど、本の中にあった男脳か女脳かを判断するテストをやると、見事に、言い訳できないくらいはっきり「男脳!」と判定されてしまっていたし。。。確かにデリカシーないから認めるけどね。 今は携帯にもナビがついてる時代だし、私も車に乗る時はナビを必ず使うけど、全体を把握してるのが大前提で、目的地までの「北」固定での鳥瞰図が頭に入っていないと、ナビの言うことは怖くて聞けない。でも古い人間(!)はそういう人きっと多いよね。 先日、娘と吉祥寺に車で行った時のこと。繁華街に近いパーキングは高いので、街中から離れているけど打ち止め900円程度の安いところをネットで探し、一方通行の多い住宅街の中でわかりにくいので、よく調べて手書きの地図も携え、繁華街との位置関係もばっちり把握した上でとめて、意気揚々と買い物に出かけた。 何時間とめておいても支払い3桁で済むっていうのはなんて幸せだろう、なんて思ってるものだから、帰る頃にはすっかり暗くなり、でも私は方向音痴じゃないから来た道を戻れる自信があるので、たまには娘に任せてみるかと道案内を頼んだ。 「この建物あった」「この標識あった」「この生垣を曲がってきた」・・・順調順調。あと2回くらい曲がれば着くはず・・・が、そこからパーキングの陰も形も見当たらない。東西南北はわかるので、ちらりと見える大通りの様子から、どっちの方角に行けばいいのかわかりはするのだけど(実はこれが間違っていたのだけど)、完全に道に迷った。うわ、初体験!面白すぎる!! いやしかし、道に迷うってこういうことなんだと、目的地がどっちの方向にあるかもわからなくなるってこういうことなんだと、初めて体験して方向音痴の娘の気持ちがちょっとわかった。昼ならいざ知らず、夜に一人だったらパニックになっちゃうかも。 そう、娘は方向音痴なのだ。じゃあなんで道案内を頼んだかって? 歩いていたら正面に小学校あり、惑星が光っているからたぶんあっちが西寄り、電車の音がするからあっちが南、なんて二人で相談し、娘の携帯地図で道を割り出し、無事に車を見つけ(ほっ)帰宅できたのでやれやれだった。 そもそも、この日は最初の買い物からして思い違い勘違いから始まって、効率とは真逆の完全非効率な一日だったのだけど、迷いに迷ったからかな~り歩いて疲れたはずなのだけど、ただただ面白がってたものだから、帰ったらすごく心身が軽くなっていた。そうそう、道に迷ったお陰で、最安のお得パーキングを見つけたのはラッキ~だったな。
まさか写らないだろうと思ったら
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2012年2月21日(火) |
どうしてもタイミングのあわない相手というのがいる。ほとんどの場合、約束をしても特に問題起きないのに、その人、その集団が相手の時に限って、必ずトラブルが起きる、みたいな。何ヶ月も体調よかったのに突然具合悪くなったり、でかけようとしたらのっぴきならない電話が入ったり、自分にしてみれば「たまたま」なのだけど、相手にしてみれば、同じことが2度もあろうものならまず「そういう烙印」を押すもので、自覚しているだけで確実にン箇所から、その嬉しくない烙印をいただいている。自覚していないところは、、、、怖いから数えない(^^; 言い訳したいところだけど、でも烙印を押されている自分の方が写実等身大のように思うから、頑張って受け入れる。。。ように努力する。 最近は上手な方とも一緒にテニスさせてもらえる機会が増えてきた。『本当に上手な人たち』に共通してるのは、「きびしくて優しい」ということ。人に対して、あーしろこーしろだの、それじゃダメだのと、ごちゃごちゃ「つまらぬ」口出ししない。こちらにあわせて自分を変えていく。でも、「自分のことは自分でやってね。頑張って!」と突き放し、領分を越えたフォローはしない。ペアが下手でも相手と役割分担して、相手の持分には介入せずに任せる。もちろん、こちらが下手な分、本人の持分は増えているのだけど、でも、「ここからそっちはあなたね」とぴしゃっと切ってくる。何かを変えたいときは、目先の動作どうこうではなくて作戦を伝えてくる。 一見しんどそうだけど(いや実はプレッシャービシバシでアップアップだけど)、やっているとこれが実に心地いい。自分の力量で自分がやるべきことだけに集中できる。よくも悪くも自分のやったことは自分の責任。結果が「勝ち」なら言うことないけど、どんな結果でも二人で責任分担して協力してやった結果だと思えるから負けても後をひかない、、、のは私だけ? でも立場が逆の時、私はそう感じるんだけどナ。 コブクロのアルバム「KOBUKURO ALL SINGLES BEST」の中に 「毎朝、僕の横にいて。 Sweet drip mix 」 という曲がある。所ジョージの原作をアレンジしたらしいが(原曲は知らないけど)、聞いていると確かに所ジョージだなぁって思う。結構マニアックなんだけどツボにはまる。歌詞を引用するとどこかの機関チェックにひっかかりそうだからやめておくけど、彼の他人との距離感は、なんかすごく好きだ。 そのおやつクッキーとの距離は何? |
→2011年 |